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当院の考えるハレとケ

皆さんはこの図を見たことがありますか?この図は東洋医学の基本思想「陰陽論」を表した太極図と呼ばれるものです。
図の黒い部分が陰(いん)、白い部分は陽(よう)を表しており、ひとつの丸の中で「陰」と「陽」が混ざり合い循環している様子を表しています

「陰陽論」では、ひとつのものにも上・外(陽(ヨウ))があれば、下・内(陰(イン))がある、熱 い(陽)時もあれば寒い(陰)時がある、というように、様々な面から「陰(いん)」と「陽(よう)」の2つに分け、その関係やバランスから、もともとのひとつのものについて論じます。この時、すべてのものの「陰」と「陽」がバランスよく循環している状態が、とてもいい状態であると陰陽論は説いています。もちろん、これは身体にも当てはまっていて、身体の中の「陰」と「陽」がバランス良く循環しているのが健康な状態であるとされています。 

「ハレ」と「ケ」も同じだと思います。 
特別な「ハレ」があり、日々の何気ない「ケ」がありますが、どちらも同じひとつの「生活」です。「ケ」の日があるからこそ、
「ハレ」の日が輝く。「ハレ」の日のために「ケ」の日を過ごす。 
忙しい毎日があるから、たまの休みがありがたかったりしますよね。 
 
ハレだけ、ケだけ、陰だけ、陽だけではおかしくなってしまいます。 
どちらもバランスが大事です。 
 
私は料理が好きなので、この事を日々の食事で考えてみるとわかりやすいです。 
 かつての日本の食事はご飯と漬物が基本で、お魚やお肉などはお祭りやお祝いごとなどの「ハレ」の日の料理でした。 
 日々の何気ない「ケ」の料理があるからこそ、「ハレ」の料理が有り難く特別なものになる。
しかし、豊かになった現代では、「ハレ」の料理を用意するのも作るのも簡単になりました。 
それはとても便利であり良いことですが、だからと言って「ハレ」の料理ばかりでは胃腸にも負担がかかりますし、豪華に「ハレ」にしなければと思うと、心も疲れてしまいますよね。 
 
「ハレ」でいることが多くなることは、一見聞こえは良さそうですが、実は「ハレ」と「ケ」、言い換えると「陰」と「陽」のバランスがひどく崩れているのです。 
これでは、良い状態、健康な状態であるとは言えませんよね。「ハレ」と「ケ」も、「陰」と「陽」と同じようにバランスよく循環している、良い状態にしたいです。 
 
では、どうすればバランスが整うのか。 
私は、「ケ」の時を大事にすることが肝心だと考えています。 
食事も生活も、日々の「ケ」を大事にすることで「ハレ」がよりありがたく特別なものになる。 
 
「ケ」を大事にするということは、日々を丁寧に過ごす事だと思っています。 
目先の事だけ、華やかな事だけにとらわれず、日々の何気ないことをおざなりにせず、大事にする。 
自分ときちんと向き合い、身体の声を聞く。 
四季を大切にして、季節にあった過ごし方をする。 
鍼とお灸は、そんな生活を丁寧に過ごすのにとても適したものだと思っています。 
今のような薬や手術がなかった遥か昔から、人々の健康と生活に根ざしてきたものです。 
 
鍼とお灸をすると、全身の眠っているところや働きすぎているところが刺激され、本来の働き=整った陰陽バランスに戻すことができます。 
また、鍼灸を続けることで、陰陽のバランスをそもそも崩れにくくすることができます。 
 
身体の陰陽バランスが整うと、心も身体も整う。そうすることで、自ずと生活(ハレとケ)も整うと考えています。 
 
当院の名前は、鍼と灸を用いて患者様の陰陽のバランスを整えることで、よりよい「ハレ」と「ケ」を送って頂きたいという願いからつけました。また、当院のロゴのお茶碗は、日常(ケ)の当たり前の中にある大切さに気づいてほしいという想いから、日々の「ケ」で用いるなんでもないお茶碗をモチーフにしています。 
そして、ご飯を食べる事と同じように、鍼灸が患者様の日常の一部になって欲しいという願いも込めています。 

「ハレ」の時も「ケ」の時も、患者様のより良い毎日のために。ハレとケ鍼灸院は、あなたの日々のハレとケをサポートします。