鍼とお灸について

少数穴の優しい鍼とお灸   

少数穴の優しい鍼とお灸 

 当院では、必要最低限の鍼の深さや灸の刺激量、必要最低限のツボ(少数穴)に施術します。
鍼はたくさん刺す、深く刺すから効くという訳ではありません。
必要以上の刺激は、患者さんの症状を逆に悪化させる可能性もあり、その場では症状の改善がみられていても、
患者さん自身の本来持っている治す力の活性化には繋がりにくいものです。

 また、たくさん鍼を刺した場合、どこの鍼がどのように効いたのか検証することが難しくなります。
本当にその鍼で正しかったのか検証するためにも、少数穴で施術することに意味があります。
患者さんに負担をかけず、しっかりと症状の経過を追うことにも繋がります。
そうすることで、次回以降の治療を正しく、最短で改善に導けるよう行うことができます。
 痛くない鍼、熱くないお灸、少数穴での治療をするために、日々の研鑽も怠りません。
万が一、痛い鍼、熱いお灸があった場合は遠慮なく仰って下さい。

ハレとケの鍼

鍼について

当院では、全て滅菌された使い捨ての鍼を使用しています。
鍼の太さは直径0.14mm〜0.3mmの髪の毛ほどのとても細い鍼を使用しております。
 鍼を刺す深さも浅く、痛みや刺激を伴わないため「本当に刺していますか?」と仰る患者様もいらっしゃいます。
 また刺激に敏感な方や小児は鍼を刺さずに皮膚に接触したり擦るだけで治療を行います。
 患者様の身体に合った鍼で対応させていただきます。

ハレとケのお灸

お灸について

当院では、よもぎの葉の裏の毛から作るもぐさを、患者様の身体の状態に合わせて撚り、施灸します。
火傷や痕にならないよう、専用のシートを敷いて行います。
お灸は熱いのを我慢するものではなく、ほかほか暖かく気持ちの良いものです。

どうぞ安心してお受けください。 

ハレとケのお灸

打鍼について

打鍼術は,御園意斎が 16 世紀末から17 世紀にかけて広めたとされる小槌(打鍼槌)を用いて鍼を刺入する鍼術です。
打鍼法の特長は、全身どこの病でも腹部のみに鍼することと、浅く刺入した太い金鍼を小鎚で叩き振動で腹部の硬さを和らげることです。
ですが、痛みを伴うために現代風に先の尖った鍼ではなく、繊細な現代人に適した先の丸い刺さない鍼へと改良されました。

ハレとケのお灸

刺さない鍼
古代鍼®について

鍼先は鋭利ですが、接触、もしくは翳すといった手技を行う鍼です。
主に小児、肌が敏感な方を対象にこの古代鍼®を使用して治療していきます。